研究課題/領域番号 |
22760415
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
建築構造・材料
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
鈴木 比呂子 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 助教 (60401527)
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研究期間 (年度) |
2010 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2012年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2011年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2010年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 基礎構造杭基礎 / 地盤剛性 / 繰返し履歴 / 液状化 / 杭 / せん断履歴 |
研究概要 |
設計に反映できる杭の地盤反力バネ剛性評価指標の構築を目的とし、液状化地盤における地盤のせん断ひずみ履歴が地盤反力変位関係に与える影響を検討し、以下を明らかにした。(1)液状化後において杭と地盤の相対変位が増大すると有効応力が回復することにより、地盤反力のバネ剛性が大きくなる。地盤のせん断ひずみが蓄積されると有効応力の回復が見られなくなり、地盤剛性が低下する。その傾向は密度の低い地盤でより顕著である。(2)地盤のせん断応力の振幅の繰り返しを損傷度と定義することで、間隙水圧の上昇過程から、間隙水圧が上昇した後の地盤反力のバネ剛性の変化を連続的に再現することができる可能性がある。(3)繰返し載荷により地盤剛性が低下すると、水平地盤反力だけでなく周面摩擦力も小さくなることから、繰返し荷重が作用する際は、水平荷重だけでなく鉛直荷重の釣り合いも含めた充分な検討が必要と考えられる。
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