研究課題/領域番号 |
22760531
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
構造・機能材料
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研究機関 | 埼玉大学 |
研究代表者 |
本多 善太郎 埼玉大学, 大学院・理工学研究科, 准教授 (30332563)
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研究期間 (年度) |
2010 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2012年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2011年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2010年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 有機磁性体 / フタロシアニン / 機能材料 / 有機磁性 / 高キュリー温度 / 分子磁性体 / 室温強磁 / 室温強磁性 |
研究概要 |
遷移金属フタロシアニンにアルカリ金属をドープした試料を作製し、その磁性や結晶構造を調査した。マンガン、鉄、コバルト、ニッケルフタロシアニン試料にカリウム、ナトリウムをドープした試料はすべて室温において強磁性を示した。強磁性を発現した試料に関して、X線回折法や透過型電子顕微鏡等によって構造を調査した結果、フタロシアニン分子が3次元的にランダムに重合した構造が示唆された。非局在化したπ電子が高キュリー温度強磁性の原因となっている可能性が考えられる。また、上記結果に基づき、フタロシアニンの重合体を合成し、その磁性を調べた結果、一部の重合体において室温で強磁性が観測された。これらの知見は高キュリー温度有機強磁性体探索の手掛かりになると考えられる。
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