研究課題/領域番号 |
22760588
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
反応工学・プロセスシステム
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研究機関 | 奈良先端科学技術大学院大学 |
研究代表者 |
野田 賢 奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 准教授 (60293891)
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研究期間 (年度) |
2010 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2011年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2010年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 異常診断 / ヒューマンエラー / 認知モデル / アラームシステム / プラント事故 / 化学プラント / オペレータ / イベント相関解析 / 迷惑アラーム / シミュレーション / 認知情報処理 |
研究概要 |
本研究では、頻発するプラント事故の主要因であるオペレータの異常診断過程におけるヒューマンエラー発生メカニズムを、オペレータの認知情報処理プロセス(情報獲得、情報解析、意思決定、行為実行)のレベルで詳しく解明した。解析結果に基づき、ヒューマンエラー発生から異常診断ミス、プラント事故に至るメカニズムの解析結果から、事故につながるヒューマンエラー発生をオンラインで検知する方法や、ヒューマンエラーが発生しにくいアラームシステムや事故に至る途中の段階でヒューマンエラーの連鎖を断ち切る方策を提案した。このような異常診断ミスの発生を防ぐ新しい機能を付加したアラームシステムのプロトタイプを作成し、異常診断シミュレーションによりその有効性を検証した。本研究で得られた知見を生かしたプラント事故防止策の検討は、ますます高度化するプラントオペレーションにとって、本質的な安全対策立案の有力な手段となると期待される。
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