研究概要 |
高度70km以上における地球再突入機や超低高度衛星周りの流れは高速希薄流となっており,希薄空力特性の把握が必要である.本研究では,まずJAXAの100mm極超音速希薄風洞(HRWT ; Hypersonic Rarefied Wind Tunnel)ノズル最適化を行い,半頂角45度コニカルノズルを用いてマッハ数10を超える極超音速希薄流をつくり出すことに成功した.さらに極超音速希薄流空力現象の解明に向けて, HRWT実験と粒子数値解析を融合する計測手法を確立した.この手法を用いて球模型変位計測を行った結果,物質表面係数測定が可能となり,極超音速希薄空力の予測精度が向上した.
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