研究課題/領域番号 |
22760648
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
地球・資源システム工学
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研究機関 | 秋田大学 |
研究代表者 |
大川 浩一 秋田大学, 大学院・工学資源学研究科, 助教 (00375221)
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連携研究者 |
川村 洋平 筑波大学, システム情報工学研究科, 講師 (40361323)
香田 忍 名古屋大学, 工学研究科, 教授 (10126857)
佐々木 久郎 九州大学, 工学研究科, 教授 (60178639)
菅井 裕一 九州大学, 工学研究科, 助教 (70333862)
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研究期間 (年度) |
2010 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2011年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2010年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 資源開発 / オイルサンド / 超音波 / 分離 / ビチューメン |
研究概要 |
超音波を用いてオイルサンドからビチューメンを水溶液中で分離した。有機溶剤を使用せずに、できるだけ低温にて高効率で分離回収することを目標とした。超音波は分散作用や剥離作用が期待できる28kHzと化学作用が期待できる200kHzを使用した。溶液温度は45℃と85℃で行った。45℃では28kHzのみビチューメンが回収できた。85℃ではビチューメンの粘度が温度上昇に伴って低下したために、剥離作用が強い28kHz、弱い200kHzともに回収が可能であった。過酸化水素と超音波の併用についても実験を行ったところ、100ppm以上の添加で良好な結果が得られた。過酸化水素由来の酸素ガスがオイルサンド表面に付着することが良好な結果を導いた。200kHzの超音波による化学作用で生成した過酸化水素は、15分照射で10ppm程度であったため十分には寄与しなかった。しかしながら、高周波数超音波は照射による生成気泡数が多く、気泡圧壊に伴う剥離作用の領域が広いため、80℃以上の環境では過酸化水素と併用することでオイルサンドからビチューメンを高効率で回収可能であることが明らかになった。
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