研究課題/領域番号 |
22770005
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
遺伝・ゲノム動態
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
須谷 尚史 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 助教 (30401524)
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研究期間 (年度) |
2010 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2011年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2010年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | ゲノム構築 / 再編 / 維持 / 染色体 / ゲノム維持 / 細胞周期 / DNA複製 / アセチル化 / 姉妹染色分体 / コヒーシン / 脱アセチル化 |
研究概要 |
複製により生じた姉妹染色分体対はコヒーシンと呼ばれる複合体により接着され、この接着は引き続くM期での染色体分配において不可欠な役割を果たすことが知られる。コヒーシンが接着を形成する際にはDNA複製と共役してEco1アセチラーゼによりアセチル化されることが重要なことが近年見いだされた。本研究ではコヒーシンのアセチル化が細胞周期でどのように制御されているか、特にEco1によるアセチル化はどのような仕組みでDNA合成と共役しているのか解き明かすことを目的とした。アセチル化コヒーシンを特異的に検出する抗体を用い、以下のことを見いだした。(1)アセチル化コヒーシンはHos1によって特異的に脱アセチル化される。この脱アセチル化はコヒーシン複合体を次の細胞周期で再利用するために必要である。(2) DNA複製と共役したコヒーシンのアセチル化に寄与する因子として、Ctf18-RFC, Ctf4, Chl1の3因子が同定された。これらはいずれもDNA複製との関連が示唆されている因子である。その後の解析から、これら因子により保障されるDNA複製装置の調和的な動き、特にラギング鎖の円滑な合成がコヒーシンの効率的アセチル化に必要である可能性が示唆された
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