研究課題
若手研究(B)
本研究では、研究代表者が新規に同定したAktユビキチンリガーゼTTC3の生物機能の解析に重点をおいた。TTC3を細胞に強発現すると細胞増殖を抑制し、また逆にTTC3siRNA導入によりタンパク発現を抑えると、Akt活性化を伴う細胞増殖の亢進が見られた。内在性TTC3の発現亢進がみられる21トリソミーダウン症由来の細胞株では、Akt活性が著しく低下しており、増殖速度も比較的遅い。この細胞株に上記TTC3siRNAを導入すると、TTC3の発現抑制と逆相関してAkt活性化が亢進した。このことからもTTC3が細胞内においてAkt活性の修飾因子であり、その結果細胞増殖の調節因子として機能している可能性が示唆された。
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Biochem Biophys Res Communic.
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120002191111