研究課題
若手研究(B)
フラボノイド類は、血液や臓器に含まれる蛋白質(標的分子)と複合体を形成することが報告されている。フラボノイド類の標的分子に対する結合親和性の違いは、化学構造に起因しており、その違いが生理活性の発現や強度に重要であると考えられている。本研究では、フラボノイド類のなかでも主に茶に含まれるカテキン類とその類縁体を用いて蛋白質との相互作用を評価し、化学構造と結合親和性の関係を調査した。研究の結果、ガロイル基の有無、B環水酸基の数、およびC環2, 3位の立体配置の違いが、血清蛋白質や細胞内の標的蛋白質との結合親和性の強弱に関与することが明らかになった。
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