研究課題/領域番号 |
22780149
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
森林科学
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研究機関 | 公益財団法人岩手生物工学研究センター (2011) (財)岩手生物工学研究センター (2010) |
研究代表者 |
坂本 裕一 公益財団法人岩手生物工学研究センター, 生物資源研究部, 主任研究員 (80390889)
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研究期間 (年度) |
2010 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2011年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2010年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 森林生産 / 育種 / 遺伝子破壊 / シイタケ / 担子菌類 / 食用きのこ |
研究概要 |
食用担子菌類(きのこ)において、効率的な遺伝子破壊技術を確立する目的で、遺伝子破壊ベクターの構築、及び耐性マーカー遺伝子回収技術開発を試みた。シイタケにおいて、DelsGate法により、効率的に遺伝子破壊ベクターを構築する手法を開発した。更にそのベクターにloxP配列を挿入することに成功した。現在のところ、シイタケにおいて、得られたベクターによる破壊株はまだ得られていないことから、条件検討が必要である。また、シイタケにおいて、一核菌糸体において子実体形成を負に制御していると考えられるpcc1遺伝子、及び非相同組み換えに関わるKu80遺伝子のクローニングに成功した。今後これらの破壊株を作出することで、一核菌糸体で子実体を発生し、かつ遺伝子組換え効率の高い菌株が得られると期待できる。また、シイタケにおいては、遺伝子組換えに時間がかかることから、条件検討を効率化するために、ウシグソヒトヨタケの系を利用することとした。そこで、ウシグソヒトヨタケの遺伝子破壊用カセットに、loxP配列を挿入した。今後はまず、ウシグソヒトヨタケにおいて、マーカー回収技術を確立し、その後シイタケにおける破壊系を確立することを予定している。
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