研究課題
若手研究(B)
本研究では、酵素活性という新たな指標の導入により高腸管付着性乳酸菌の選抜が可能かを検討した。18 時間培養のヒト腸管由来乳酸菌の全てで GAPDH 活性が見られたことから、 GAPDH は乳酸菌に普遍的に発現している可能性が示された。また、GAPDH の酵素活性と腸管付着性の間には高い正の相関があったことから GAPDH 酵素活性により高腸管付着乳酸菌が選抜可能であることが示された。さらに、多くの乳酸菌にヒートショックプロテイン、GroEL が見出されたことから GroEL も GAPDH と同様、有力な付着因子である可能性が考えられた。
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