研究概要 |
(1) 分子内の適当な位置にインドールを組み込んだα-ジアゾ-β-ケトエステル由来のカルボニルイリドの分子内不斉1,3-双極付加環化反応を検討した結果,ロジウム(II)錯体Rh2(S-TCPTTL)4を用いると目的の多環式インドール化合物のエンド体のみが最高90%の不斉収率で得られることを見出した。(2) Rh2(S-TCPTTL)4存在下,トリクロロエチルエステルを組み込んだα-ジアゾ-β-ケトエステル由来のカルボニルイリドとN-メチルインドールとの逆電子要請型分子間不斉付加環化反応が良好な収率およびエキソ選択性で進行し,目的の付加環化生成物が97%の不斉収率で得られることを見出した
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