ダウン症候群モデルマウスの記憶学習障害における酸化ストレスおよび炎症反応の役割

• 研究課題/領域番号: 22790091
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 生物系薬学
• 研究機関: 京都薬科大学
• 研究代表者: 石原 慶一 京都薬科大学, 薬学部, 講師 (80340446)
• 研究期間 (年度): 2010 – 2011
• 研究課題ステータス: 完了 (2011年度)
• 配分額: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円); 2011年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円); 2010年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
• キーワード: ダウン症候群 / 炎症 / 酸化ストレス / マウスモデル

研究概要

ダウン症モデルマウスを用いて,脂質過酸化の亢進および炎症の亢進について検討したところ, 3ヶ月齢のダウン症モデルマウスの脳での脂質過酸化の亢進および炎症亢進を見いだした。しかし,脂質過酸化亢進は, 1ヶ月齢のダウン症モデルマウスではみられなかったのに対して,炎症の亢進は胎児期から見られたことからこれらは独立していることが示唆された。ダウン症モデルマウスの胎児期での炎症亢進阻害は,ダウン症の脳発達遅延や記憶学習障害の新たな治療ターゲットとなることが期待される。

研究成果

• [雑誌論文] Regulation of macrophage differentiation and polarization by group IVC phospholipase A_2. Biochem (2011)
  • 著者名/発表者名: Ishihara K., Kuroda A., Sugihara K., Kanai S., Nabe T., Akiba S
  • 雑誌名: Biophys. Res. Commun 巻: 416 ページ: 325-330
  • 査読あり
• [雑誌論文] Triacylglycerol deposition with group IVC phospholipase A_2 expression in oleate-and linoleate-stimulated Huh-7 hepatocytes (2011)
  • 著者名/発表者名: Ishihara K., Tachibana K., Kuroda A., Terakawa A., Baba S., Kanai S., Akiba S
  • 巻: 34
  • ページ: 191-196
  • 査読あり
• [雑誌論文] Regulation of macrophage differentiation and polarization by group IVC phospholipase A2 (2011)
  • 著者名/発表者名: Ishihara K, Kuroda A, Sugihara K, Kanai S, Nabe T, Akiba S
  • 雑誌名: Biochem Biophys Res Commun 巻: 416 号: 3-4 ページ: 325-330
  • DOI: 10.1016/j.bbrc.2011.11.034
  • 査読あり
• [雑誌論文] Triacylglycerol Deposition with Group IVC Phospholipase A2 Expression in Oleate- and Linoleate-Stimulated Huh-7 Hepatocytes (2011)
  • 著者名/発表者名: Ishihara K, Tachibana K, Kuroda A, Terakawa A, Baba S, Kanai S, Akiba S
  • 雑誌名: Ｂｉｏｌｏｇｉｃａｌ ＆ Ｐｈａｒｍａｃｅｕｔｉｃａｌ Ｂｕｌｌｅｔｉｎ 巻: 34 号: 2 ページ: 191-196
  • DOI: 10.1248/bpb.34.191
  • NAID: 130000402188
  • ISSN: 0918-6158, 1347-5215
  • 査読あり
• [学会発表] ダウン症候群モデルマウスの異常表現型解析 (2012)
  • 著者名/発表者名: 石原慶一、金井志帆、秋葉聡、山川和弘
  • 学会等名: 生物分子システムに基づく創薬科学フロンティア研究成果発表会
  • 発表場所: 生物分子システムに基づく創薬科学フ京都薬科大学京都
  • 年月日: 2012-02-18
• [学会発表] ダウン症候群モデルマウスの異常表現型解析 (2012)
  • 著者名/発表者名: 石原慶一、金井志帆、秋葉聡、山川和弘
  • 学会等名: 生物分子システムに基づく創薬科学フロンティア研究成果発表会
  • 発表場所: 生物分子システムに基づく創薬科学フロンティア研究成果発表会
  • 年月日: 2012-02-18
• [備考]
• [備考]
  • URL: http://www.kyoto-phu.ac.jp/education_research/laboratory/index.php?c=labo_view&pk=1252327876