研究課題/領域番号 |
22790367
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
人体病理学
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研究機関 | 地方独立行政法人神奈川県立病院機構 (2011) 地方独立行政法人神奈川県立病院機構神奈川県立がんセンター(臨床研究所) (2010) |
研究代表者 |
佐久間 裕司 地方独立行政法人神奈川県立病院機構, 神奈川県立がんセンター(臨床研究所)・がん分子病態学部, 副技幹 (10364514)
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研究期間 (年度) |
2010 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2011年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2010年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 肺腺癌 / 転移 / アポトーシス / EGFR / Src / EGFR遺伝子変異 / がん遺伝子Src / がん遺伝子 Src / EGFR 遺伝子変異 |
研究概要 |
EGFR遺伝子変異陽性肺腺癌細胞は、浮遊培養系ではEGFR阻害薬に対して高感受性を示し容易にapoptosisに陥るのに対し、通常の単層培養系で維持された場合、その癌細胞が発現するEGFRの自己リン酸化は浮遊状態と同様にEGFR阻害薬により完全に抑制されるにもかかわらず、EGFR阻害薬に顕著に抵抗性を示すことを見出した。EGFR遺伝子変異陽性の肺腺癌患者のリンパ節転移巣を検索した結果、生体内に存在する癌細胞は、細胞外基質と接着していても、脈管内に浮遊していても同様に変異型EGFR蛋白を発現していた。以上の実験結果からEGFR阻害薬は生体内においては、特に脈管内に浮遊したEGFR遺伝子変異陽性肺腺癌細胞をより効果的に細胞死させることが示唆された。
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