研究課題/領域番号 |
22790399
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
寄生虫学(含衛生動物学)
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研究機関 | 国立感染症研究所 |
研究代表者 |
津久井 久美子 国立感染症研究所, 寄生動物部, 主任研究官 (00420092)
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研究期間 (年度) |
2010 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2011年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2010年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 原虫 / リソソーム / 赤痢アメーバ / 貪食 / 加水分解酵素 / 感染症 / レセプター / 小胞輸送 / イノシトールリン脂質 / RhoGEF / Rac / PtdIns4P |
研究概要 |
我々は以前腸管寄生性原虫赤痢アメーバ(Entamoeba histolytica)の貪食と貪食胞の成熟にフォスファチジルイノシトール3-リン酸を介したシグナルが重要であることを示した。本研究ではリン脂質シグナルを介した貪食胞成熟の分子機構を明らかにすることを目的に研究を展開したが、その過程でリソソーム酵素を小胞体からリソソームあるいは貪食胞へ輸送するレセプター分子を見出し、その機能解析を行った。CPBF1 : cysteine protease binding protein family 1と名付けた分子はシステインプロテアーゼ(CP)との結合分子として見出され、E. histolyticaゲノムに11のファミリー分子として存在していた。少なくとも4つのCPBFはリソソーム酵素をリガンドとすることが明らかになっており、ファミリー分子間でリガンドを分担し、輸送を行う分子群と考えられた。ここではCPBF8について機能解析を行った。CPBFは酵母やヒトでMPR, Vps10p/Sortilinとして知られる分子の機能ホモログと考えられるが、ファミリー分子がこの役を担うのは初めての発見であった。
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