研究課題
若手研究(B)
サルモネラによる腸炎には本菌がもつ3つのIII型分泌機構(T3SS)、SalmonellaPathogenicity Island(SPI)-1、SPI-2および鞭毛構成タンパク質が関与する。しかしながら、SPI-2によるサルモネラ腸炎のメカニズムは不明な点が多い。本研究ではSPI-2による腸炎の分子メカニズムを明らかにする目的でサルモネラ腸炎に関わるSPI-2エフェクターを同定することを試みた。しかしながら、このようなエフェクターを同定することはできなかった。一方、SPI-1およびSPI-2の両方から分泌されるIII型エフェクターSpvCが感染初期の炎症を回避する機能をもち、これによって全身への本菌の拡散を可能することが示唆された。
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http://www.pharm.kitasato-u.ac.jp/microbiology/