研究課題
若手研究(B)
2006年に前立腺癌患者組織からヒト新規ガンマレトロウイルスXMRVが同定された。この新しいウイルスが前立腺がんの病態に影響するかを調べることを本研究の目的とし、XMRV感染が腫瘍細胞の悪性度に影響するかを主に解析した。その結果、XMRV感染によって腫瘍細胞の足場依存性や低血清濃度での増殖能などの悪性度に関わる指標に変化は認められなかった。これは、他の複数の報告とも合致しており、XMRV感染が腫瘍悪性度に影響しないという結論を強く支持する。
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Retrovirology
巻: 17 ; 8 ページ: 20-20
巻: 8(E-pub)
http://www.tmd.ac.jp/med/mmb/