研究課題
若手研究(B)
自然免疫系の核酸認識受容体であるToll-likereceptor7(TLR7)とTLR9は、Unc93homologB1(Unc93B1)と呼ばれる分子によって相反的な応答バランスを保っている。本研究ではUnc93B1の変異マウスを作製し、TLR7とTLR9の応答バランスが破綻した状態が生体に与える影響について検討した。その結果、このマウスはTLR7の応答性が充進することで肝炎、脾腫、」血小板減少、糸球体腎炎などの様々な表現型を呈し、死に至ることが示された。したがって、相反的なTLR7/TLR9バランスの維持は生体の恒常性を保つ上で必須の機能であることが明らかとなった。
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