研究課題
若手研究(B)
本研究では、漢方薬「六君子湯」の短期投与が血中のグレリン濃度を上昇させ、視床下部NPYの発現を介して摂食を亢進するメカニズムが、カロリー制限(CR)で見られる現象と類似している点に着目し、六君子湯(RKT)のカロリー制限模倣薬としての可能性を検証した。その結果、六君子湯の長期投与はCRと同様にグレリン濃度を上昇させ、酸化ストレス耐性を増強させる傾向にあるが、CRのように寿命を延長する効果は見られなかった。一方、六君子湯を中/老齢期から投与した場合、脂肪重量を減少させる効果があることが明らかになった。このことは、今後より詳細なメカニズムや投与条件を検討する必要はあるが、肥満治療への応用が期待できる。
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