研究課題
若手研究(B)
我々は、緑茶カテキンの成分のひとつである(-)-epigallocatechin-3-gallate(EGCG)やheat shock protein(HSP) 90阻害剤、anisomycinによりp38 MAPKを介したEGFRの1046/1047番目のセリン残基のリン酸化が起き、EGFRがinternalization(内在化)ののち脱感作されることを見出した。さらに我々は短波長紫外線(UV-C)がp38 MAPKの活性化を介したEGFRの1046/1047番目のセリン残基のリン酸化によるEGFRの脱感作により、EGFからの刺激を回避させる働きを有することも見出している。つまり、これら一連の研究はp38 MAPKを介したEGFRのセリン1046/1047のリン酸化が、広くEGFRの脱感作に重要であることを示唆するものであり、このリン酸化を標的とした分子標的薬の開発の基礎となるものと考えている。
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