研究課題/領域番号 |
22790675
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
消化器内科学
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研究機関 | 日本医科大学 |
研究代表者 |
山本 哲志 日本医科大学, 医学部, 助教 (20453920)
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研究期間 (年度) |
2010 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2011年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2010年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | ルミカン / 膵臓癌 / 細胞増殖 / 細胞浸潤 / MMP-9 / プロテオグリカン / 糖鎖解析 |
研究概要 |
浸潤性膵管癌の間質におけるルミカンの発現は、癌の浸潤や予後の悪化と関連があることが報告されている。今回、遺伝子導入法を用いて、培養膵臓癌細胞によって分泌されるルミカンの機能について検討した。ルミカン過剰発現膵癌細胞は、分子量70kDaのルミカンを過剰に分泌し、それに伴いERKが活性化した。また、遺伝子導入したことにより細胞増殖能が亢進するとともにラミニンに対する接着能が増加した。さらに細胞浸潤能が抑制され、それに関連してMMP-9の活性が抑制された。一方、siRNAを用いてルミカンの発現を抑制すると逆の結果が得られた。このことから、膵臓癌細胞によって分泌される70kDaのルミカンは、膵臓癌細胞の増殖や浸潤に重要な役割を果たしていると考えられた。
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