研究課題
若手研究(B)
【目的】心肥大/心臓リモデリングの分子機構を、転写伸長反応促進因子P-TEFbの抑制蛋白質であるHEXIM1を基軸に解析し、HEXIM1による新規心肥大/心臓リモデリング抑制・心不全治療法開発の分子基盤を構築する。【方法】アデノウイルスによるHEXIM1の過剰発現系を構築した。心筋特異的HEXIM1過剰発現マウスを作成し、肺高血圧症.右心肥大発症モデルに付した。【結果・考案】心筋細胞におけるHEXIM1の過剰発現はP-TEFb活性抑制によるRNAポリメラーゼII依存性転写の抑制作用を介し、各種刺激による心肥大発症・心筋細胞肥大誘導を抑制したため、HEXIM1は新規心肥大/心臓リモデリング抑制療法の分子標的として有用と考えられた。
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Cell Metab
巻: 13 号: 2 ページ: 170-182
10.1016/j.cmet.2011.01.001