研究課題
若手研究(B)
生体内に存在する遊離亜鉛は免疫細胞における細胞内情報伝達物質として機能しており、免疫細胞が関与する呼吸器疾患の病態に関与している可能性がある。今回我々は亜鉛キレート剤の喘息および間質性肺炎モデルマウスに対する効果を検討した。亜鉛キレート剤は卵白アルブミンによる喘息モデルマウスの好酸球性気道炎症を抑制したがヒト喘息により近いダニ抗原による喘息モデルマウスでは十分な効果が得られなかった。また間質性肺炎モデルマウスに対して亜鉛キレート剤は治療効果を認めなかった。
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