腹膜障害の診断、治療戦略としてのiPS細胞由来腹膜中皮細胞の分化誘導法の樹立

• 研究課題/領域番号: 22790801
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 腎臓内科学
• 研究機関: 慶應義塾大学
• 研究代表者: 鷲田 直輝 慶應義塾大学, 医学部, 助教 (40468492)
• 研究期間 (年度): 2010 – 2011
• 研究課題ステータス: 完了 (2011年度)
• 配分額: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円); 2011年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2010年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
• キーワード: 中皮細胞再生 / 中皮細胞移植 / 被嚢性腹膜硬化症 / 腹膜癒着防止 / 腹膜透析 / 腹膜中皮細胞再生 / 腹膜中皮細胞移植

研究概要

ヒトiPS細胞から分化させた細胞のうち、腹膜中皮細胞特異的と考えられたFlk1/HBME-1陽性細胞をソートした。この細胞の形態は腹膜中皮細胞に極めて類似していた。
次に免疫不全マウスを用いて、被嚢性腹膜硬化症(EPS)モデルマウス作成した。メチルグリオキサールを腹腔内投与することによりEPSモデルマウスを作成した。
再生細胞1×10_5個/回/日を1日1回5日間連日移植した。細胞移植を行った群と細胞移植を行わなかった群との間で腹膜肥厚を比較検討した。腹膜厚に明らかな有意差を認めず、細胞移植が効果的であるとはいえなかった。

研究成果

• [雑誌論文] Rho-kinase inhibition ameliorates peritoneal fibrosis and angiogenesis in a rat model of peritoneal sclerosis (2011)
  • 著者名/発表者名: Washida N, Wakino S, Tonozuka Y, Homma K, Tokuyama H, Hara Y, Hasegawa K, Minakuchi H, Fujimura K, Hosoya K, Hayashi K, Itoh H
  • 雑誌名: Nephrol Dial Transplant 巻: 26(9)巻 ページ: 2770-2779
  • 査読あり
• [雑誌論文] 持続的血糖測定装置の透析患者への応用の可能性 (2011)
  • 著者名/発表者名: 鷲田直輝、細谷幸司、脇野修、伊藤裕
  • 雑誌名: 臨床透析 巻: 27(3)巻 ページ: 334-337
  • 査読あり
• [雑誌論文] 持続的血糖測定装置の透析患者への応用の可能性 (2011)
  • 著者名/発表者名: 鷲田直輝
  • 雑誌名: 臨床透析 巻: 27 ページ: 334-337
  • 査読あり
• [雑誌論文] Rho-kinase inhibition ameliorates peritoneal fibrosis and angiogenesis in a rat model of peritoneal sclerosis (2011)
  • 著者名/発表者名: Washida N.
  • 雑誌名: Nephrol Dial Transplant 巻: 26 ページ: 2770-2779
  • 査読あり
• [学会発表] 臨床的観点ならびに腹膜障害メカニズムから腹膜温存のためになすべきこと (2011)
  • 著者名/発表者名: 鷲田直輝、脇野修、細谷幸司、小松素明、田蒔昌憲、森本耕吉、井上秀二、林晃一、伊藤裕
  • 学会等名: 第17回日本腹膜透析医学会総会ワークショップ
  • 発表場所: 大宮ソニックシティ(さいたま市)
  • 年月日: 2011-09-25
• [学会発表] 臨床的観点ならびに腹膜障害メカニズムから腹膜温存のためになすべきこと (2011)
  • 著者名/発表者名: 鷲田直輝
  • 学会等名: 日本腹膜透析医学会学術総会(ワークショップ)
  • 発表場所: 大宮ソニックシティ(埼玉県)(招待講演)
  • 年月日: 2011-09-25