研究課題/領域番号 |
22790806
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
腎臓内科学
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研究機関 | 昭和大学 |
研究代表者 |
溝渕 正英 昭和大学, 医学部, 講師 (90465203)
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研究期間 (年度) |
2010 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2012年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2011年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2010年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 血管石灰化 / エラスチン分解 / MMP-2 / 慢性腎臓病 / 動脈硬化 / 活性型ビタミンD / 血管リモデリング / 炎症 / 心血管病変 |
研究概要 |
5/6部分腎摘出ラットを高リンおよび乳酸負荷食にて飼育すると大動脈中膜に石灰化がみられ、MMP-2を介したエラスチン分解の関与が示唆された。血管平滑筋細胞の高リンおよびTNF-α刺激による石灰化促進は、活性型ビタミンD製剤により抑制された。さらに同刺激によるMMP-2遺伝子発現やMMP-2分泌の促進も、活性型ビタミンD製剤により抑制された。高リンおよびTNF-αによる石灰化を活性型ビタミン製剤はMMP-2阻害を介して抑制することが示唆された。以上より、腎不全病態下の血管石灰化にはエラスチン分解の関与が示され、活性型ビタミンD製剤によるMMP-2抑制がエラスチン分解を阻害する可能性が示唆された。
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