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筋萎縮性側索硬化症におけるマイクログリアの貪食機能評価と抗原処理機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 22790834
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 神経内科学
研究機関京都大学

研究代表者

山下 博史  京都大学, 医学研究科, 助教 (60402913)

研究期間 (年度) 2010 – 2011
研究課題ステータス 完了 (2011年度)
配分額 *注記
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2011年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2010年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
キーワード神経変性疾患 / 筋萎縮性側索硬化症 / マイクログリア / 貪食 / 筋委縮性側索硬化症 / ミクログリア
研究概要

最初に、ALSモデルマウスの脊髄病巣におけるマイクログリアの挙動を免疫染色にて評価した。SOD1G85Rトランスジェニックマウス発症期の脊髄の免疫染色から、マイクログリアがSOD1凝集体を細胞内に取り込んでいる、もしくは取り囲んでいる像を得た。このことから、マイクログリアが完全にSOD1凝集物を消化しきれていない、frustrated phagocytosisの状態を反映している可能性が考えられた。次に、凝集物の貪食細胞内への取り込みを評価する目的で、Flow Cytometryにより貪食細胞内の蛍光ビーズを定量する測定系を確立した。その系を用いて直径1μmポリスチレンビーズの細胞内取り込み能力を、初代培養により調整した、SOD1G85R発現マイクログリアと野生型マイクログリアで比較したが、特に違いを認めなかった。SOD1WTfibril又はSOD1G85Rfibrilを培地に添加すると、一部は培地中で凝集した後にマイクログリア内に取り込まれることを確認した。そこで、SOD1G85Rをビーズに吸着させて、変異SOD1凝集物擬似体を作成し、SOD1G85R発現マイクログリアと野生型マイクログリアへの取り込み能を測定したが、明らかな有意差を認めなかった。

報告書

(3件)
  • 2011 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2010 実績報告書
  • 研究成果

    (8件)

すべて 2012 2011 2010

すべて 雑誌論文 (2件) 学会発表 (6件)

  • [雑誌論文] ALS病態におけるグリアの役割2012

    • 著者名/発表者名
      山下博史、山中宏二
    • 雑誌名

      脳21

      巻: 15 ページ: 28-33

    • 関連する報告書
      2011 実績報告書 2011 研究成果報告書
  • [雑誌論文] ALS-SOD1の発症機序2011

    • 著者名/発表者名
      山下博史、山中宏二
    • 雑誌名

      Clinical Neuroscience

      巻: 29 ページ: 1044-1045

    • 関連する報告書
      2011 実績報告書 2011 研究成果報告書
  • [学会発表] 細胞特異的トランスクリプトームを用い た、弧発性ALS患者脊髄のDNAマイクロアレ イによる解析2012

    • 著者名/発表者名
      山下博史、藤森典子、片岡礼音、井口洋平、 熱田直樹、田中章景、祖父江元、山中宏二
    • 学会等名
      第52回日本神経学会学術大会
    • 発表場所
      名古屋国際会議場
    • 年月日
      2012-05-18
    • 関連する報告書
      2011 研究成果報告書
  • [学会発表] 細胞特異的トランスクリプトームを用いた、弧発性ALS患者脊髄のDNAマイクロアレイによる解析2011

    • 著者名/発表者名
      山下博史
    • 学会等名
      第34回日本神経科学大会
    • 発表場所
      パシフィコ横浜
    • 年月日
      2011-09-16
    • 関連する報告書
      2011 実績報告書
  • [学会発表] 細胞特異的トランスクリプトームを用いた、弧発性ALS患者脊髄のDNAマイクロアレイによる解析2011

    • 著者名/発表者名
      山下博史
    • 学会等名
      包括型脳科学研究推進支援ネットワーク「夏のワークショップ」
    • 発表場所
      神戸国際会議場
    • 年月日
      2011-08-22
    • 関連する報告書
      2011 実績報告書
  • [学会発表] 細胞特異的トランスクリプトームを用いた、弧発性ALS患者脊髄のDNAマイクロアレイによる解析2011

    • 著者名/発表者名
      山下博史
    • 学会等名
      第52回日本神経学会学術大会
    • 発表場所
      名古屋国際会議場
    • 年月日
      2011-05-18
    • 関連する報告書
      2011 実績報告書
  • [学会発表] 変異SOD1発現マイクログリアにおける貪食機能の評価2010

    • 著者名/発表者名
      山下博史、藤森典子、片岡礼音、山中宏二
    • 学会等名
      第51回日本神経学会学術大会
    • 発表場所
      東京国際フォーラム
    • 年月日
      2010-05-22
    • 関連する報告書
      2011 研究成果報告書
  • [学会発表] 変異SOD1発現マイクログリアにおける貪食機能の評価2010

    • 著者名/発表者名
      山下博史
    • 学会等名
      日本神経学会総会
    • 発表場所
      東京都・東京国際フォーラム
    • 年月日
      2010-05-22
    • 関連する報告書
      2010 実績報告書

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公開日: 2010-08-23   更新日: 2016-04-21  

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