BMP-15のヒト生殖における役割と恒常活性型BMP-15の開発

• 研究課題/領域番号: 22790886
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 内分泌学
• 研究機関: 岡山大学
• 研究代表者: 稲垣 兼一 岡山大学, 岡山大学病院, 助教 (80549882)
• 研究期間 (年度): 2010 – 2011
• 研究課題ステータス: 完了 (2011年度)
• 配分額: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円); 2011年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円); 2010年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
• キーワード: 骨形成蛋白 / 卵胞発育

研究概要

BMP-15はTGF-βスーパーファミリーに属する蛋白で卵巣において卵母細胞に特徴的に発現する因子である。遺伝子異常が不妊の原因となる原発性卵巣機能低下症や二卵性双生児の母親において高頻度に認められることでも注目されている。今回の研究により原発性卵巣機能低下症患者に発見された変異型BMP-15はその蛋白合成・分泌が障害され、生理活性が低下することが明らかとなった。またBMP-15の合成過程における翻訳後修飾に関する検討では翻訳後リン酸化されない蛋白の生理活性が低下することが明らかになった。これらの結果はBMP-15の女性生殖内分泌における作用を解明する上で重要と考えられた。

研究成果

• [雑誌論文] 卵巣機能低下および多胎発生におけるBMP-15/GDF-9変異の関与 (2011)
  • 著者名/発表者名: 稲垣兼一, 大塚文男, Shunichi Shimasaki
  • 雑誌名: 日本生殖内分泌学会雑誌 巻: 16巻 ページ: 21-25
• [雑誌論文] 卵巣機能低下および多胎発生におけるヒトBMP-15/GDF-9変異の関与 (2011)
  • 著者名/発表者名: 稲垣兼一
  • 雑誌名: 日本生殖内分泌学会雑誌 巻: 16 ページ: 21-25
• [学会発表] 卵巣内分泌調節におけるBMPの役割と生殖表現型への影響 (2011)
  • 著者名/発表者名: 稲垣兼一
  • 学会等名: 第29回内分泌代謝サマーセミナー
  • 発表場所: 仙台市
  • 年月日: 2011-07-07
• [学会発表] 卵巣内分泌調節におけるBMPの役割と生殖表現型への影響 (2011)
  • 著者名/発表者名: 稲垣兼一
  • 学会等名: 第29回内分泌代謝学サマーセミナー
  • 発表場所: 艮陵会館(仙台市)
  • 年月日: 2011-07-07
• [学会発表] 卵巣機能低下および多胎発生におけるヒトBMP-15/GDF-9変異の関与 (2010)
  • 著者名/発表者名: 稲垣兼一
  • 学会等名: 第15回日本生殖内分泌学会学術集会
  • 発表場所: 大阪市
  • 年月日: 2010-11-20
• [学会発表] 卵巣機能低下および多胎発生におけるヒトBMP-15/GDF-9変異の関与 (2010)
  • 著者名/発表者名: 稲垣兼一
  • 学会等名: 日本生殖内分泌学会学術総会
  • 発表場所: 大阪府豊中市千里ライフサイエンスセンター
  • 年月日: 2010-11-02