研究課題
若手研究(B)
肺動脈性肺高血圧症(PAH)は、肺血管壁が厚くなり、血管内が狭くなる病態である。膠原病における生命予後不良の病態だが、未だ原因不明である。そこで、血液中の単球に着目し、その関与を追究した。強皮症PAH例と非PAH例の血液から単球を分離し、PCRアレイ法による網羅的な遺伝子解析を行った。その結果、PAH症例では4遺伝子(CCL5、CCR6、LTBP1、OCLN)の発現上昇が認められた。これらは病変部への細胞遊走、接着、線維化に関わるため、膠原病患者における肺動脈病変の治療標的になると考えられた。
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Mod Rheumatol
10031027691
巻: 22(5) 号: 5 ページ: 685-94
10.1007/s10165-011-0582-9
120005054563