研究課題
若手研究(B)
本研究では、我々が独自に樹立したアトピー性皮膚炎様の皮膚疾患を自然発症するspadeマウスを用いて、皮膚炎の発症機構の解明を目指した。表皮ケラチノサイトへ加わる皮膚炎発症に関わる因子としては、黄色ブドウ球菌の細菌成分と痒み刺激が有効であることが分かった。そして、これに続いて起こる皮膚炎症時には、顆粒球の浸潤、特に好塩基球の増加が顕著であった。一方、これまで皮膚炎発症に対して重要視されていた肥満細胞やIgEは、補助的な役割にとどまることが分かった。
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PLoS Biology
巻: 10(2)
PLoS Biol
巻: 10 号: 2 ページ: e1001255-e1001255
10.1371/journal.pbio.1001255