研究課題/領域番号 |
22791082
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
皮膚科学
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研究機関 | 京都府立医科大学 |
研究代表者 |
野見山 朋子 (北川 朋子 / 野見山 朋子(北川朋子)) 京都府立医科大学, 医学研究科, 助教 (20515267)
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研究期間 (年度) |
2010 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2012年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2011年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2010年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 男性型脱毛症 / アンドロゲンレセプター / androgen receptor |
研究概要 |
女性の正常頭部皮膚組織片を6名分入手し、培養毛乳頭細胞におけるアンドロゲンレセプターのタンパク質をウエスタンブロッティング法にて確認した。正常女性のアンドロゲンレセプターは男性と比較し極少量ながらもタンパクレベルにて全例で存在していた。しかし培養毛乳頭細胞を用いアンドロゲンレセプターの細胞内イメージング解析では、男性ホルモンの刺激によりアンドロゲンレセプターの核内への移行は反応するタイプと全く反応しないタイプにわかれ、この割合は1:2の割合であった。細胞増殖実験では、男性ホルモンによる毛乳頭細胞の増殖抑制効果は示さず、培養上澄みのTGF-β量の変化もリガンド投与前後で差は見られなかった。よって、女性の頭部毛乳頭細胞はアンドロゲンレセプターを有しているが少量であり、男性とは感受性がことなり細胞増殖への作用が小さいことが確認された。
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