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乳癌における核内ホルモン受容体RORαの発現・機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 22791245
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 外科学一般
研究機関群馬大学

研究代表者

小田原 宏樹  群馬大学, 医学部, 助教 (10420134)

研究期間 (年度) 2010 – 2012
研究課題ステータス 完了 (2011年度)
配分額 *注記
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2011年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2010年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード乳癌 / RORα / 核内ホルモン受容体 / アロマターゼ
研究概要

核内ホルモン受容体RORαは乳癌細胞株に発現しているこが2001に報告されて以来,乳癌内での働きは全く明らかになっていない.我々は乳癌細胞内におけるRORαの働きを解析することを目的とし,以下の実験を行った.
実験1:乳癌組織におけるRORαの発現解析は報告されていない.RORαの全発現量,および,4つのサブタイプの発現量を定量した,乳癌手術症例78例より乳癌手術時に新鮮な検体を取得し,mRNAを抽出後real-time RT-PCR法にて定量した.乳癌におけるRORαの発現は,サブタイプごとにみるとRORα4の発現量が多いという結果であった.また,RORαの発現量と臨床病理学的因子(ER,PgR,HER2,年齢,腫瘍径,核異型度,リンパ節転移の有無,脈管侵襲の程度など)と比較検討したところ,悪性度の高い乳癌ではRORαの発現量が有意に低いという結果であった.
実験2:乳癌組織を用いたRORαに対する免疫染色は報告例がない.その一つの理由として,抗体の問題があげられる.乳癌のパラフィン包埋切片を用いて免疫組織染色が可能かどうかを模索したが,やはり良質な抗体はなく,免疫染色は成功していない.
実験3:我々はこれまでRORαのサブタイプのうちRORα1を用いて転写活性や結合実験を行ってきた.RORαには全部で4つのサブタイプが存在するので他の3つに関しても転写活性を持つかどうかを解析する.RORα2,RORα3の発現ベクターは作成できていないが,RORα4の発現ベクターは作成でき,すでに作成してあるアロマターゼプロモーターI.4のルシフェラーゼ発現ベクターを用いてレポータージーンアッセイを行った.RORα4による転写活性はRORα1よりは若干弱いことが分かった.

報告書

(1件)
  • 2010 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2010

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] 核内ホルモン受容体RORαによるアロマターゼ遺伝子の新たな活性化機序2010

    • 著者名/発表者名
      小田原宏樹
    • 雑誌名

      乳癌基礎研究会誌

      巻: 19 ページ: 19-23

    • 関連する報告書
      2010 実績報告書
  • [学会発表] 乳癌における核内ホルモン受容体RORαとアロマターゼ発現の関係2010

    • 著者名/発表者名
      小田原宏樹
    • 学会等名
      第18回日本乳癌学会総会
    • 発表場所
      札幌
    • 関連する報告書
      2010 実績報告書
  • [学会発表] 乳癌組織における核内ホルモン受容体RORαの発現 アロマターゼ発現との関係2010

    • 著者名/発表者名
      小田原宏樹
    • 学会等名
      第110回日本外科学会総会
    • 発表場所
      名古屋
    • 関連する報告書
      2010 実績報告書

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公開日: 2010-08-23   更新日: 2016-04-21  

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