研究課題
若手研究(B)
T細胞受容体(TCR)遺伝子導入リンパ球輸注療法の臨床試験検体の解析と腫瘍特異的T細胞輸注療法の動物モデルにおける基礎的検討を行った。臨床試験登録患者の末梢血の経時的な解析においては、輸注細胞は末梢血単核球の約1%を占め、最長10ヶ月間検出可能であった。TCRトランスジェニックマウスを用いた研究では、CD4陽性T細胞の存在やインテグリン刺激の付加により、CD8陽性T細胞のマルチファンクション性が向上し、抗腫瘍効果を増大することを示した。また、TCR遺伝子導入リンパ球輸注療法のマウスモデルをほぼ確立した。
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Cancer Sci
巻: vol.103 ページ: 17-25
Cancer Science
巻: 103 号: 1 ページ: 17-25
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