膵癌浸潤過程における高発現遺伝子産物を応用した新規膵癌治療戦略

• 研究課題/領域番号: 22791297
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 消化器外科学
• 研究機関: 和歌山県立医科大学
• 研究代表者: 廣野 誠子 和歌山県立医科大学, 医学部, 学内助教 (60468288)
• 研究期間 (年度): 2010 – 2011
• 研究課題ステータス: 完了 (2011年度)
• 配分額: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円); 2011年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円); 2010年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
• キーワード: 膵臓外科学

研究概要

網羅的遺伝子発現解析を行い、膵癌の浸潤過程に関与する遺伝子群の同定を行った。MUC16およびMesothelinは膵癌の予後予測マーカーとなり得るのみならず、共に相互作用して膵癌の浸潤過程に重要な役割を担っており、膵癌新規治療の分子標的になりうることが分かった。

研究成果

• [雑誌論文] Coexpression of MUC16 and mesothelin is related to the invasion process in pancreatic ductal adenocarcinoma (2012)
  • 著者名/発表者名: Shimizu A, Hirono S, Tani M, Kawai M, Okada K, Miyazawa M, Kitahata Y, Nakamura Y, Noda T, Yokoyama S, Yamaue H
  • 雑誌名: Cancer Sci 巻: 103 ページ: 739-746
  • 査読あり
• [学会発表] 網羅的遺伝子発現解析を用いた膵癌の"invasion process"に関与する遺伝子の同定-MUC16とmesothelinの役割 (2012)
  • 著者名/発表者名: 廣野誠子, 清水敦史, 横山省三, 谷眞至, 川井学, 岡田健一, 宮澤基樹, 北畑祐司, 中村靖司, 山上裕機
  • 学会等名: 第31回日本分子腫瘍マーカー研究会
  • 発表場所: 名古屋
• [学会発表] 網羅的遺伝子発現解析を用いた膵癌における浸潤過程関連遺伝子群の同定による新規治療法の開発 (2012)
  • 著者名/発表者名: 廣野誠子、清水敦史、谷眞至、川井学、岡田健一、宮澤基樹、北畑祐司、横山省三、山上裕機
  • 学会等名: 第112回日本外科学会
  • 発表場所: 千葉
• [学会発表] Identification of biomarkera related to infiltrative process in pancreatic cancer (2010)
  • 著者名/発表者名: 清水敦史、廣野誠子
  • 学会等名: 第69回日本癌学会
  • 発表場所: 大阪
  • 年月日: 2010-09-23