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肺区域切除時の肺血流ナビゲーションシステムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 22791313
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 胸部外科学
研究機関香川大学

研究代表者

三崎 伯幸  香川大学, 医学部, 助教 (50452678)

研究期間 (年度) 2010 – 2011
研究課題ステータス 完了 (2011年度)
配分額 *注記
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2011年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2010年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
キーワード肺区域切除術 / 赤外線 / 胸腔鏡 / サーモグラフィ / インドシアニングリーン
研究概要

画像技術、周術期管理の進歩により、これからも増加するだろう肺区域切除術において、区域間の同定の可否は非常に重要な問題であり、確実な同定法の開発は、治癒率の向上、合併症率の減少などに影響すると思われる。(1)肺区域切除術の際に肺動脈からの血流を元にして区域間を同定する方法であるインドシアニングリーン併用赤外光胸腔鏡(ICG+IRT)法のさらなる臨床検討を追加し、(2)サーモグラフィを併用して肺血流を元とした区域間が同定できるナビゲーションシステムの開発への基礎的研究を行うことを目的として研究を行った。(1)の結果:ICGの投与量の検討では、気腫化や炭粉沈着の程度によって、個体差が大きく、現行の2波長モデルでは減量を行うと、縮小手術の絶対適応となりうる肺実質の気腫化や炭粉沈着の強い症例などでは十分な観察効果が得られないと判断した。また、同時に行っていた開胸下での区域切除術で、これまでの方法とICG+IRT法の比較を各群10例で行い、区域間同定率においてICG+IRT法が優っており、合併症等はこれまでの方法と差がなかったことより、この方法を胸腔鏡下区域切除術に発展させることにした。これまでで、6例の症例登録を済ませており良好な結果が得られている。今後も症例登録を続けて結果を報告する予定である。(2)の結果:サーモグラフィで、対象に対して区域支配肺動脈を結紮した後に、観察したところ、温度差が発生するまでに個体差はあったものの、全ての対象で正常血流部と疎血部で2~5℃の温度差を観測することが出来た。より迅速に、さらに良好に観察可能な条件を検討していく予定である。

報告書

(1件)
  • 2010 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2010

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] New clinically applicable method for visualizing adjacent lung segments using an infrared thoracoscopy system2010

    • 著者名/発表者名
      N.Misaki
    • 雑誌名

      J Thorac Cardiovasc Surg

      巻: 140 ページ: 752-756

    • 関連する報告書
      2010 実績報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] 原発性肺癌のインドシアニングリーン併用赤外線胸腔鏡と通常開胸下区域切除術の比較試験2010

    • 著者名/発表者名
      三崎伯幸
    • 学会等名
      第53回関西胸部外科学会学術集会
    • 発表場所
      名古屋国際会議場(愛知県)
    • 年月日
      2010-06-24
    • 関連する報告書
      2010 実績報告書

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公開日: 2010-08-23   更新日: 2016-04-21  

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