研究概要 |
細胞診断にて肺腺癌110例の平均腫瘍細胞の核面積は119.1um^2(±64.4)で, wild type : mutant type=89 : 21例で,核面積は, wild type : mutant type=125.3um^2(±69.5): 92.5um^2(±19.6)で, p<0.05であった.陰性症例67例のうち胸水を除いた36例の平均核面積は67.1um^2(±17.8)で, p<0.05であった.細胞診断陽性と陰性の核面積でのROC曲線では, AUC=0.915, 95% CI=0.873-0.958で感度80%,特異度86%にて平均核面積81.0um^2がcut-off値となることが判明した.今回の研究結果から, Morphometryを応用し,少ない検体でも細胞診を併用することにより良悪の鑑別は感度80%で可能と考える.
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