研究課題/領域番号 |
22791332
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
脳神経外科学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
石川 栄一 筑波大学, 医学医療系, 講師 (30510169)
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研究協力者 |
坂本 規彰 University of Bonn, Department of Neuropathology, 留学生
上前 洋二 筑波大学, 大学院人間総合科学研究科, 大学院・・生
松田 真秀 筑波大学, 附属病院, 病院講師
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研究期間 (年度) |
2010 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2012年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2011年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2010年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 血管内皮前駆細胞 / 免疫学 / 脳神経疾患 / 悪性脳腫瘍 / 神経膠腫 / 脳神経外科 / 癌幹細胞 / ワクチン / 血管内皮細胞 / ワクチン療法 / 脳腫瘍 |
研究概要 |
近年、治療抵抗性を保持するグリオーマ幹細胞や腫瘍血管内皮(前駆)細胞が、治療ターゲットとして注目を集めている。今回はこの血管内皮(前駆)細胞みしくはその関連分子を標的とした治療を行うべく、実験を行った。まずマウス血管内皮細胞のcell-line(F2)を用いて実験を行った。F2と組織内のEPCとの差異を確認したところ、比較的類似した性質を有していることが判明した。次に、F2ワクチンを行った群と行わなかった群あるいはF2ワクチンとグリオーマワクチンの併用群で、皮下腫瘍の増殖や腫瘍組織内の血管内皮の数などについて検討した。結果として、予防的投与における併用群が最も腫瘍増殖抑制効果を示した。次に、マウスグリオーマ幹細胞を使用することとした。血管内皮関連分子の一つであるCXCR4が、グリオーマ幹細胞(TS-G)で有意に発現していた。また、培養条件によりCXCR4のリガンドであるSDF-1の発現が増強し、血管内皮(前駆)細胞様に変化することが分かった。SDF-1/CXCR4阻害剤やsiRNAを用いて実験を行うと、濃度依存的に細胞増殖が抑制された。また、vivoにおいてもSDF-1の阻害は腫瘍増殖抑制効果をもたらした。以上より、血管内皮細胞関連分子であるSDF-1がグリオーマ幹細胞の増殖や分化に影響を与えることが示された。
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