研究課題/領域番号 |
22791343
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
脳神経外科学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
木嶋 教行 大阪大学, 大学院・医学系研究科, 招へい研究員 (80534627)
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研究期間 (年度) |
2010 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2011年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2010年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 悪性神経膠腫 / 癌幹細胞 / 間葉性幹細胞 / 細胞療法 / 間葉系幹細胞 |
研究概要 |
悪性神経膠腫手術例から得た臨床検体を対象とした検討で、CD166/ ALCAM(Activated Leukocyte Cell Adhesion Molecule)が悪性神経膠腫幹細胞の条件を満たす分子であることを見出した。 さらに我々はCD166/ ALCAMの悪性神経膠腫における機能的役割を検討し、CD166/ ALCAMは細胞増殖には関係はないが、浸潤の抑制に関連している分子であることを見出した。さらにCD166/ ALCAMはsoluble isoformがあることが知られており、soluble CD166/ ALCAMの機能的役割についても検討を行ったところ、soluble isoform CD166/ ALCAMは浸潤を促進する分子であることを見出し、さらにこのsoluble CD166/ ALCAMを発現させたU87MGグリオーマ細胞株は免疫不全マウスへの投与では明らかに腫瘍形成が促進されていることを見出した。これらの結果より悪性神経膠腫の治療ターゲットとなりうる分子としてsoluble isoform CD166/ ALCAMが考えられる。現在この標的遺伝子を導入した間葉性幹細胞療法の可能性について検討中である。
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