研究課題/領域番号 |
22791348
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
脳神経外科学
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
溝渕 佳史 徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 助教 (80547993)
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研究期間 (年度) |
2010 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2011年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2010年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 脳腫瘍 / REIC-Dkk3 / Wntシグナル / REIC-DKK-3 / 遺伝子治療 |
研究概要 |
悪性神経膠腫に対する有効な治療法はなく、現在、生存率の改善はない。患者の延命を目的として、本研究ではWnt signal inhibitor、特にREIC/ Dkk-3の悪性神経膠腫に及ぼす作用に注目し、その機序としてWnt蛋白とREICとの相互作用に着目した。まず悪性神経膠腫におけるWntシグナルの制御を行うため、アデノウイルスにREIC遺伝子を組み込んだAd-REICを用いて細胞増殖抑制作用を確認した。その分子機構としてAd-REICによる内因性アポトーシス誘導がみとめられた。またWntシグナルにおけるREICによるWnt蛋白およびその各受容体との相互作用を調べ、Ad-REICによってWnt蛋白が遺伝子レベルで発現抑制されることや、その受容体への結合をREICが阻害することを明らかにした。さらにWnt蛋白の受容体への結合および機能に特異性があることを示し、Ad-REICによるWntシグナル抑制が悪性神経膠腫抑制に重要で、見込みのある治療法を提供する可能性を示した。現在、論文化を進めている。この結果を踏まえ臨床へのアプローチをおこなうためにin vivoでの検討を進めている
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