研究課題
若手研究(B)
我々は糖尿病性神経障害ラットに対するモルヒネ、トラマドール、クロミプラミンの鎮痛効果と青斑核ノルアドレナリン濃度の関係について調べた。モルヒネ静注群では青斑核ノルアドレナリン上昇率と疼痛閾値に相関関係は認めなかったが、トラマドール・クロミプラミン静注群では著明な相関関係を示した。糖尿病性神経障害に対する鎮痛にノルアドレナリン下行性疼痛抑制系を賦活化するトラマドールやクロミプラミンの鎮痛効果と青斑核でのノルアドレナリン放出に著明な相関関係があることが示唆された。
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