研究課題/領域番号 |
22791508
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
泌尿器科学
|
研究機関 | 奈良県立医科大学 |
研究代表者 |
千原 良友 奈良県立医科大学, 医学部, 講師 (40405395)
|
研究期間 (年度) |
2010 – 2011
|
研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2011年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2010年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
|
キーワード | 腫瘍学 / 膀胱がん / DNAメチル化 / 尿中剥離細胞 / 診断 / エピゲネティクス / エピジェネティクス |
研究概要 |
網羅的DNAメチル化解析の結果より同定された膀胱がん特異的にDNAメチル化異常を生じる12遺伝子について膀胱がん患者尿を対象としたvalidation studyを行った。それぞれのマーカーにカットオフ値を設定し、6マーカー以上でDNAメチル化異常を認めた症例を異常と設定した。膀胱がん患者尿と健常者尿との比較検討では感度100%、特異度100%の正確さで膀胱がん診断が可能であった。同一症例における膀胱がん術後経時的尿の検証では、観察期間に再発を認めた7例中5例で再発時尿において6マーカー以上のDNAメチル化異常を認めた。観察期間に再発を認めなかった12例中10例では観察期間最終尿で6マーカー以上にDNAメチル化異常を認めなかった。これらの結果からわれわれが同定した遺伝子群のDNAメチル化異常は膀胱がん特異的に生じる変化であり、尿中剥離細胞に反映された。これらのマーカーは膀胱がん診断のスクリーニングのみならず、再発診断にも有用であることが示唆された。
|