研究課題
若手研究(B)
子宮内膜症の癌化過程へのミスマッチ修復(MMR)機構異常の関与を検討した。MMR蛋白発現は、正所性子宮内膜、卵巣子宮内膜症、卵巣癌の順に減少し、マイクロサテライト不安定性陽性率は、逆に増加した。さらに正常子宮内膜腺上皮細胞を炎症性サイトカイン(TNF-α、IL-6)存在下で長期培養したところ、MMR蛋白発現が抑制された。これらのことから、炎症によって誘導されるMMR機構異常が子宮内膜症の癌化過程に関与する可能性が示唆された。
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Hum Pathol
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