研究課題/領域番号 |
22791525
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
産婦人科学
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
鈴木 昭久 信州大学, 医学部, 助教 (10547095)
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研究期間 (年度) |
2010 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2011年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2010年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 子宮内膜癌 / HDAC / 発現解析 / 予後解析 / 子宮内癌 / 子官内膜癌 |
研究概要 |
ヒストン脱アセチル化酵素(HDACs)は様々な悪性腫瘍で発現亢進が報告されているが、子宮内膜癌での発現に関しては不明であった。我々は子宮内膜癌においてHDAC1、HDAC2およびHDAC3発現亢進を明らかにした。更に、HDAC2が高グレードの癌でより発現が亢進しており、患者の予後不良と相関することを見出した。HDAC阻害剤であるTrichostatin A、Apicidine、SAHAは内膜癌細胞株で増殖抑制作用を認めたが、p21の発現増加、サイクリンAの発現増加によることが明らかとなった。更に、サイクリンAのサイレンシングはHDAC阻害剤の抗腫瘍効果を増強することが示された。以上の結果から、子宮内膜癌においてHDAC2が増殖能と高侵襲性に関与し、HDAC阻害剤が有望な抗がん剤であることが示唆された。
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