研究課題/領域番号 |
22791745
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
救急医学
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研究機関 | 山形大学 |
研究代表者 |
岡田 雅司 山形大学, 医学部, 助教 (70512614)
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研究期間 (年度) |
2010 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2012年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2011年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2010年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | DGK / 虚血 / イノシトールリン脂質 / ユビキチン / 細胞周期 / シグナル伝達 / ポリユビキチン化 / リン脂質代謝酵素 / cell cycle re-entry / Rb / phagocytosis / IQGAP / Rac1 / macrophage / ストレス / 神経細胞死 / 核-細胞質間輸送 / NAP |
研究概要 |
脳梗塞モデルラットおよびマウスに置いてリン脂質代謝酵素群の一つであるDGKzeta が神経細胞の核から細胞質並行することを明らかにしてきたが、興奮毒性依存的細胞死において核から細胞質へ移行後DGKzeta がポリユビキチン化により速やかに分解され、この分解がRb のリン酸化の亢進を誘導し、細胞周期が期に移行することをあきらかにした。この現象はDGKzeta ノックアウトにおいてさらに誘導されやすく、細胞死そのものも引き起こされやすいことが明らかとなった。DGKzeta の核細胞質間の輸送はQip1, NPI1 を基軸としたインポーチン依存的な輸送経路を利用し、その複合体形成にNucleosome assembly protein NAP1-L1 及び-L4 と細胞質で結合することが必要である可能性を結合因子探索の結果から明らかにした。さらに独立して、Cdc42Rac1 GAP タンパクの一つであるIQGAP1 DGKzeta の新たな結合蛋白として同定しマクロファージにおいて細菌由来内毒素であるリポポリサッカライド(LPS) によってこのDGKzeta-IQGAP1 複合体形成が惹起されること、DGKzeta-IQGAP1 結合依存的にLPS によるRac1 の活性化が誘導され、特にファゴサイトーシスを制御していることを明らかにした。
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