研究課題
若手研究(B)
腫瘍局所で認められる低酸素環境が、癌細胞のIFNγ誘導性CXCL9, CXCL10遺伝子の発現を抑制し、その発現抑制はコアクチベーターSRC-1、RNAポリメラーゼIIのプロモータ―上での複合体形成阻害により起こること、一方HIF-1α、ヒストンのアセチル化修飾は関与していないことを明らかにした。今回、HIF-2α、メチル化転移酵素、メディエーター複合体の関与について検討した結果、活性型HIF-2αの強制発現によりCXCL9遺伝子のプロモーター活性が抑制された。またメチル化転移酵素、メディエーター複合体構成因子のmRNAの構成的な発現が認められ、低酸素によりMED12の発現抑制が認められた。
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