歯根膜における荷重・部位依存的な破骨細胞誘導機構の解析

研究課題

研究課題/領域番号	22791868
研究種目	若手研究(B)
配分区分	補助金
研究分野	補綴系歯学
研究機関	東京医科歯科大学
研究代表者	野崎浩佑東京医科歯科大学, 生体材料工学研究所, 特任助教 (00507767)
研究期間 (年度)	2010 – 2011
研究課題ステータス	完了 (2011年度)
配分額 *注記	3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円) 2011年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円) 2010年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
キーワード	繰り返し荷重 / 歯周組織 / 破骨細胞 / メカニカルストレス / 歯根膜 / in vivo / 組織切片 / 免疫染色
研究概要	メカニカルストレスは歯根膜線維芽細胞や骨芽細胞における破骨細胞誘導因子の発現を調整し、歯周組織での破骨細胞の分化・誘導に関わる重要な因子として考えられている.本研究では我々の開発した荷重量,頻度をコントロールできる繰返し荷重装置を用いて,ラット臼歯に繰り返し荷重を付与し,破骨細胞誘導に関わるシグナルリングカスケードの解析を行った.荷重量の増加に伴い,歯槽骨内に破骨細胞数の増加が認められたものの,歯根膜内に破骨細胞の誘導は認められなかった.また免疫組織学的検討により歯根膜のRANKL/OPG比の増加が観察されたことから,歯周組織において,メカニカルストレス由来の歯周組織の破壊が生じる可能性が示唆された.