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培養骨膜細胞・スキャフォールド・サイトカインを併用する予知性の高い骨増成法

研究課題

研究課題/領域番号 22791878
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 補綴系歯学
研究機関新潟大学

研究代表者

吉田 恵子  新潟大学, 医歯学総合病院, 助教 (90464023)

研究期間 (年度) 2010
研究課題ステータス 完了 (2011年度)
配分額 *注記
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2011年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2010年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
キーワード骨増成法 / 骨膜 / サイトカイン / スキャフォールド
研究概要

我々の新潟大学医歯学総合病院ではインプラントを目的とした骨増成の際に、培養骨膜細胞を細胞源として、自家骨と共に移植する方法を既に臨床応用してきた。しかしながら、培養骨膜細胞を利用する場合の骨形成過程やその長期的な変化に関する詳細が理解されているわけではない。本研究の目的は、培養骨膜細胞を用いた骨移植の際の組織変化を詳細に検索することで臨床の裏付けとなる有益なデータを具体的に提示し、さらにサイトカインの併用等、予知性の高い骨増成法を検証することであった。
骨膜自身は非骨化性の組織であるにも関わらず、骨膜由来細胞は高い骨形成能を有していることが報告されている。この骨膜由来細胞の骨形成能がその大部分の細胞に認められるのか、または未分化の幹細胞によるものなのかを明らかとするために、我々はラット頭蓋冠骨膜より骨膜由来細胞を分離し、間葉系幹細胞マーカーの発現並びに分可能に関する各種解析を行った。間葉系幹細胞マーカーの発現に関してはマーカーの発現にばらつきが認められ、未だ結論を得るに至っていないが、骨芽細胞への分化誘導実験においては未分化細胞の誘導に必要であるDexamethasoneの存在下においてのみ、誘導が見られた。この結果より、現段階では骨膜中の間葉系幹細胞が骨形成能における主たる役割を担っているのではないかと考えている。当初からの研究計画であった、各種サイトカイン、スキャフォールドの併用が、間葉系幹細胞に対して如何に作用するかを明らかにすることにより、骨増生法においてより予知性の高い方法を提示することができる可能性があり、現在、動物実験から得た組織標本の解析を行なっているところである。

報告書

(1件)
  • 2010 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2011 2010

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] Generation/characterization of Fam83h antibody2011

    • 著者名/発表者名
      Yoshida K, Wright T, Uoshima K, Snead M.L., Mochida Y
    • 学会等名
      International Association for Dental Research
    • 発表場所
      San Diego, USA
    • 関連する報告書
      2010 実績報告書
  • [学会発表] Novel exon in Fam83h, a causative gene for Amelogenesis Imperfecta2010

    • 著者名/発表者名
      Yoshida K, Uoshima K, Wright T, Mochida Y
    • 学会等名
      International Association for Dental Research
    • 発表場所
      Barcelona, SPAIN
    • 関連する報告書
      2010 実績報告書

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公開日: 2010-08-23   更新日: 2016-04-21  

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