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ピエゾフィルムを用いたブラキシズム定量評価装置の開発

研究課題

研究課題/領域番号 22791911
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 補綴系歯学
研究機関鶴見大学

研究代表者

小林 真理子  鶴見大学, 歯学部, その他 (50460241)

研究期間 (年度) 2010 – 2011
研究課題ステータス 完了 (2011年度)
配分額 *注記
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2011年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2010年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
キーワードブラキシズム / 夜間計測 / 咬合力 / ピエゾフィルム
研究概要

意義:本研究の目的は,インプラントのリスクファクターである夜間の咬合パラファンクション,ブラキシズムパターンの,新たにピエゾフィルム(圧力素子シート)を用いて開発し,臨床診断に広く応用させていくことである.
破折したインプラント体のSEM観察による破面解析を行うと,500倍の拡大像において平滑面を呈する疲労破壊が観察される.また,エクスターナルヘキサゴンの破折面を観察すると,破面性状が粗な急進性の延性破壊像が認められる.これほど過酷な咬合パラファンクションは明らかにリスクファクターである(Dent Mater J.Jul ; 27:633-9).パラファンクションの評価方法も歯科医師の経験的な咬合面の摩耗程度による診断や,患者本人およびベッドパートナー等による自他覚的評価に基づくもので,その信頼性は低く定量的ではない.従って理想的な睡眠時ブラキシズムの確定診断は,咀嚼筋活動を夜間測定するために睡眠研究室(入院下)で行う必要があった.しかし患者(被験者)の負担は大きく,また拘束時間や経済的負担を考慮すると,全数調査を行うことは困難である(J Prosthodont Res.53:22-7).さらに睡眠研究室での検査は,自宅での生理的睡眠状態を再現することが困難であった.これらのことから,この領域の信頼性のある臨床的エビデンスは圧倒的に不足している.今回われわれは,軽量かつ患者自身にも負担にならず,定量的に評価できる装置開発を目的とした研究を行った.
内容:ピエゾフィルムを用いた計測装置の開発.
重要性:簡便で安全かつ再現性に優れた測定可能な装置であり,長時間の計測が可能となる.また,同時に咬合力を測定することが可能である.
結果:ピエゾフィルムを用いて咬合力の測定は可能となった.しかし長時間の測定はまだ検討の余地があると考えられる.ピエゾフィルムを保護するシートとの間に摩擦が起こり,断線の影響が波形に認められた.今後改良を行い,夜間長時間の計測に耐えうる装置にする必要があった.

報告書

(1件)
  • 2010 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2010

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Implant overdentures for non-reconstructed hemimandibulectomy patients : A clinical report2010

    • 著者名/発表者名
      小林真理子
    • 学会等名
      European Association for Osseointegration
    • 発表場所
      Glasgow, Scotland
    • 関連する報告書
      2010 実績報告書

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公開日: 2010-08-23   更新日: 2016-04-21  

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