研究課題/領域番号 |
22791961
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
外科系歯学
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
新美 知子 (高橋 知子) 東京医科歯科大学, 歯学部附属病院, 医員 (50510351)
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研究期間 (年度) |
2010 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2011年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2010年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
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キーワード | 歯科麻酔学 / 舌痛症 / 心拍変動解析 / 自律神経 / 心理テスト |
研究概要 |
舌痛症は口腔領域における慢性疼痛疾患であるが、その病態はいまだ明らかではない。2010年に心拍変動解析による心臓自律神経活動と舌痛症との関連について検討し、CVRR、LF、HF、TF、LF/HFにおいて有意な関連は得られなかったことを報告した。一方、最近の報告では舌痛症への心理的要因の関与は確実であろうと報告されている。そこで2011年に複数の心理テストと舌痛症の関連について統計学的に検討した。心理テストにはSDS、TMI、STAIを用い、舌痛症群および対照群の2群間での単純比較では、SDSのみ舌痛症との有意な関連を認めた。また、多重ロジスティック回帰分析では、単純群間比較と同様に年齢と性別およびSDSが有意な関連を示した。以上より、舌痛症に対して、抑うつ傾向が何らかの影響を及ぼしている可能性が考えられる。今後も、対象患者を増やすことで、より安定した結果が得られるであろう。
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