口腔癌転移阻止を目的とした分子標的治療の研究

• 研究課題/領域番号: 22791972
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 外科系歯学
• 研究機関: 大阪大学
• 研究代表者: 濱田 正和 大阪大学, 歯学部附属病院, 医員 (80506361)
• 研究期間 (年度): 2010 – 2011
• 研究課題ステータス: 完了 (2011年度)
• 配分額: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円); 2011年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2010年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
• キーワード: 口腔癌 / 分子標的治療

研究概要

21世紀の癌治療の重要なツールは癌の分子標的治療である。しかし、口腔扁平上皮癌において頻度の高いリンパ節転移や遠隔転移に着目した研究は少ない。caspase非依存的にアポトーシスを誘導するsafingolと分子標的治療薬の中でも新規のGGTIとの併用はsafingolは抗腫瘍効果、GGTI-298は浸潤能を抑制する働きを認めたため、抗癌剤耐性の克服、転移の抑制に対して大いに貢献できると考えられた。

研究成果

• [雑誌論文] Effect of ultrasound in herpes simplex virus infection in cell culture (2011)
  • 著者名/発表者名: Shintani M, Takahashi G, Hamada M, Okunaga S, Iwai S, Yura Y
  • 雑誌名: Virol J 巻: 8(1) ページ: 446-446
  • 査読あり
• [雑誌論文] 口腔扁平上皮癌細胞の浸潤能と遊走能におけるWnt-beta-catenin経路の関与 (2011)
  • 著者名/発表者名: 岩井聡一, 米川敦子, 原田知恵, 濱田正和, 片桐渉, 中澤光博, 由良義明
  • 雑誌名: 日本口腔外科学会雑誌 巻: 57(10) ページ: 533-541
  • NAID: 10030272853
  • 査読あり
• [雑誌論文] Involvement of RhoA and RalB in geranylgeranyltransferase I inhibitor-mediated inhibition of proliferation and migration of human oral squamous cell carcinoma cells (2011)
  • 著者名/発表者名: Masakazu Hamada, Tetsuei Miki, Soichi Iwai, Hidetaka Shimizu, Yoshiaki Yura
  • 雑誌名: Cancer Chemother Pharmacol 巻: 68(3) ページ: 559-569
  • 査読あり
• [雑誌論文] Involvement of RhoA and RalB in geranylgeranyltransferase Iinhibitor-mediated inhibition of proliferation and migration of human oral squamous cell carcinoma cells (2011)
  • 著者名/発表者名: Hamada M, Miki, T, Iwai S, Shimizu H, Yura Y
  • 雑誌名: Cancer Chemotherapy Pharmacology 巻: 68 号: 3 ページ: 559-569
  • DOI: 10.1007/s00280-010-1520-9
  • 査読あり
• [雑誌論文] 口腔癌の分子標的治療に向けたアポトーシス誘導薬の展望(総説) (2010)
  • 著者名/発表者名: 濱田正和, 野田隆之, 岩井聡一, 由良義明
  • 雑誌名: 口腔組織培養学会誌 巻: 19(2) ページ: 37-48
  • 査読あり
• [雑誌論文] Involvement of the Wnt-β-catenin pathway in invasion and migration of oral squamous carcinoma cells (2010)
  • 著者名/発表者名: Iwai S, Yonekawa A, Harada C, Hamada M, Katagiri W, Nakazawa M, Yura Y
  • 雑誌名: Int J Oncol 巻: 37(5) ページ: 1095-103
  • 査読あり
• [雑誌論文] 口腔癌の分子標的治療に向けたアポトーシス誘導薬の展望 (2010)
  • 著者名/発表者名: 濱田正和、野田隆之、岩井聡一、由良義明
  • 雑誌名: 口腔組織培養学会誌 巻: 19巻(総説) ページ: 37-48
  • 査読あり
• [学会発表] 由良義明PKCα阻害剤safingolによる細胞死におけるミトコンドリア分裂の関与 (2011)
  • 著者名/発表者名: 若林健, 濱田正和, 竹下彰範, 飯井孝年, 奥長秀介, 岩井聡一
  • 学会等名: 第48回日本口腔組織培養学会学術集会
  • 発表場所: 浦安
  • 年月日: 2011-11-19
• [学会発表] マウス扁平上皮癌に対する変異型単純ヘルペスウイルスの抗腫瘍効果 (2011)
  • 著者名/発表者名: 飯井孝年, 高橋元, 若林健, 奥長秀介, 濱田正和, 米川敦子, 岩井聡一, 由良義明
  • 学会等名: 第48回日本口腔組織培養学会学術集会
  • 発表場所: 浦安
  • 年月日: 2011-11-19
• [学会発表] 由良義明PKCα阻害剤safingolによる活性酸素を介した細胞死の誘導 (2011)
  • 著者名/発表者名: 若林健, 濱田正和, 竹下彰範, 飯井孝年, 奥長秀介, 岩井聡一
  • 学会等名: 第56回日本口腔外科学会総会
  • 発表場所: 大阪
  • 年月日: 2011-10-21
• [学会発表] Combinational effect of Geranylgeranyltransferase-I Inhibitor GGTI-298 and PKC inhibitor Safingol on Human Oral Squamous Cell Carcinoma (2011)
  • 著者名/発表者名: Masakazu Hamada, Soichi Iwai, Atuko Yonekawa, Yoshihiro Morita, Yoshiaki Yura
  • 学会等名: 第70回日本癌学会学術集会
  • 発表場所: 名古屋
  • 年月日: 2011-10-03
• [学会発表] 複製可能型腫瘍融解性ヘルペスウイルス(HSV-1)の作製および腫瘍内増殖様式の検討 (2011)
  • 著者名/発表者名: 高橋元, 飯井孝年, 濱田正和, 山本直典, 岩井聡一, 由良義明
  • 学会等名: 第35回日本頭頸部癌学会
  • 発表場所: 名古屋
  • 年月日: 2011-06-09
• [学会発表] 活性酸素によるendonuclease Gを介した細胞死の誘導 (2011)
  • 著者名/発表者名: 若林健, 濱田正和, 山本直典, 高橋元, 飯井孝年, 岩井聡一, 由良義明
  • 学会等名: 第65回日本口腔科学会学術集会
  • 発表場所: 東京
  • 年月日: 2011-04-11