研究課題
若手研究(B)
ミクリッツ病(MD)は腺組織の腫脹が特徴であるが、その腫脹した腺組織には胚中心 (GC) を多数形成する。最近の報告では、主に瀘胞性 Th 細胞 (Tfh) が産生する IL-21 がGC 形成や IgG4 産生に重要であるとされている。そこで今回われわれは、MD における IL-21 とGC 形成および IgG4 産生の分化との関連についてシェーグレン症候群(SS)と比較検討を行った。その結果、MDでは SSと同様に GCのみにTfhが発現していたが、IL-21 は口唇腺全体に強い発現を認めた。次に Th2の局在をみたところ、MDでは IL-21 と同様に口唇腺全体に強い発現を認め、Th17 の発現はほとんど認めなかった。さらに、IL-21についてGC 数と IgG4産生との関連をみたところ、MDのみに正の相関を認めた。以上の結果より、MD / IgG4関連疾患の唾液腺病変では Th2 を主体とする IL-21 の過剰産生により GC の形成が促進され、さらに IgG4 産生のクラススイッチが促進され、MDの病態形成に関与していることが示唆された
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