研究課題
若手研究(B)
本研究では、申請者が口腔癌に対して行った分子標的治療薬のスクリーニングにて、有効性を見いだしたSTAT3阻害剤(JSI-124)についてのメカニズム解析を行った。その結果、各種ヒト口腔癌細胞にJSI-124で処理後に、正常細胞との細胞障害活性に有意差を認めた。また、アポトーシス関連タンパクの発現変化を認め、これらの変化によって細胞障害活性を認めた可能性が示唆された。さらに、背部腫瘍モデルにおいて抗腫瘍効果を認め、in vivoにおいても細胞障害活性を認めた可能性が示唆された。